2024/8/7 住友化学はサウジアラムコとの合弁会社ペトロラービグへの7.5億ドル(約1,090億円)の債権を放棄し、する。さらに出資比率を引き下げると発表した。出資比率は37.5%から15%に低下する。
持ち分のうち22.5%はサウジアラムコに7.02億ドルで売却し、ペトロラービグに資金拠出する。サウジアラムコも同額を追加拠出し、同時に住友化学と同額の7.5億ドルの債券を放棄。合計29億ドルを投入し、ペトロラービグの再建を目指す。
住友化学は再建放棄に伴い2025年3月期第2四半期に1090億円を特別損失として計上。
ペトロラービグが得る合計15億ドルの債務免除から得られる投資利益820億円を計上し、差し引き270億円を損失として計上する。(15億ドル×出資比率37.5%-7.5億ドル=▲1.875億ドル≒270億円)
ペトロラービグは住友化学37.5%、サウジアラムコ37.5%、一般株主25%の上場企業。
日量40万バレルの原油、年間160万トンのエタン処理能力を持ち、290万トンのナフサ、210万トンのジェット燃料、480万トンの軽油、240万トンのガソリン等の石油背品の他60万トンのLLDPE、30万トンのHDPE、60万トンのMEG、70万トンのPP、20万トンのPOなどを製造販売している。
最大の強みは、石化製品の原料に中東産のエタンを用い、この調達価格は1MMBTU(100万英熱量単位)あたり2ドル弱とナフサに比べて圧倒的に安価なこと、とのことである。