2025/2/28 ENEOS株式会社は同社川崎製油所のエチレン製造装置のうと浮島南地区のエチレン生産設備(年産44.8万トン)を2027年度末にも停止することを検討していると発表した。
同社川崎製油所には1970年に創業を開始した浮島南地区(年産44.8万トン)の他に1971年創業開始の浮島北地区(年産54万トン)の2ラインがある。
いずれも操業開始から50余年を過ぎている他、中国・台湾等の派生品の輸入玉の流入や需要低迷による稼働減・競争激化を受けてのもの。
2024年の日本国内のエチレン生産量は498万トンで、500万トンを切ったのは1987年以来37年ぶり。2024年12月の稼働率は78.7%で好況の目安とされる90%を29カ月連続で下回った。
国内のエチレン設備は現在12基あり、生産能力は約626万トン。
今後2026年に丸善石化(千葉)が、2027年に出光興産(千葉)と今回発表のENEOS(川崎)が停止を見込む他、三井化学大阪と三菱ケミカルと旭化成が運営する岡山設備での最適化も議論が進む。
現存する国内エチレンセンターは下記通り
三菱ケミカル 鹿島 48.5万トン
丸善石油化学 京葉 48万トン ⇒2026年停止予定
京葉エチレン (丸善石油化学/住友化学:55/45JV) 京葉 69万トン
三井化学 京葉 55.3万トン (三井/出光=50/50JV)
出光興産 京葉 37.4万トン (三井/出光=50/50JV)⇒2027年停止予定
ENEOS 川崎北(旧東燃) 54万トン
ENEOS 川崎南 44.8万トン ⇒2027年停止検討
東ソー 四日市 49.3万トン
三井化学 堺・泉北 45.5万
三菱ケミカル旭化成エチレン (三菱/旭化成=50/50JV) 水島 49.6万トン
出光興産 周南 62.3万トン
レゾナック 大分 61.8万トン