12/16 三井化学アグロは既存の殺虫剤に抵抗性を獲得したゴキブリにも高い効果のあるメタジアミド系殺虫剤を有効成分とする新系統ゴキブリ用散布財ベクトロンFLの国内販売を10/25より開始したと発表した。過去50年間、有機リン系、ピレスロイド系、カーバメイト系の3系統の薬剤しか存在しておらず、薬剤耐性を持つゴキブリが出現していた。
ベクトロンFLの有効成分テネベナールは、昆虫のGABA受容体に結合してアロステリック効果によりその働きを阻害し、致死効果を示す。既存の殺虫剤とは全く異なる新しい作用性により、既存剤に抵抗性を獲得したゴキブリに対しても高い効力を示すことが確認さているとのこと。
また、遅効性の特徴があり、忌避性がない同薬剤は、接触したゴキブリが効果を発する間に巣に帰り、仲間に連鎖的に功能する効果も期待できるという。さらに、長期残存性に優れ、残渣接触試験において3ヵ月間の100%致死効果が確認されている。
詳細は↓↓こちら↓↓。動画もある模様。
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