三井化学 石油関連事業の分社化検討開始。2027年目途、ポリウレタンも対象

2025/5/30 三井化学は2027年近傍にもポリウレタンを含む石油化学事業の分社を検討していると発表した。同社のベーシック&グリーン・マテリアルズ事業(以下、「B&GM」)のうち下記が対象で、他社との提携推進及び統合・再編に向けての取り組みであることを明らかにした。「他社との提携」「統合・再編」を明確に記載しており、且つ2027年近傍というかなり近い将来の話であり、具体的な進捗が期待されるが、飽くまでも公式発表に於いては「分社化の検討を開始する」としている。

対象事業:
・フェノール事業
・インダストリアルケミカルズ事業
・サステナブル・フィードストックス事業
・ライセンス事業
・プライムポリマー
・ポリウレタン事業

直近2025年3月期の決算では、B&GMの売り上げは7,100億円で全社1.8兆円のうち39%を占める。一方でコア営業利益は全社1,010億円のうち、114億円の営業損失であった。
2026年3月期の決算予想は売上高6,550億円、営業利益は15億円を見込む。

2023年3月期~2025年3月期+2026年3月期予想の各セグメント別売上とコア営業利益は以下通り。
B&GMセグメントは2023年3月期は178億円の黒字であったが、2024-2025年3月期は2期連続で100億円超の赤字。2025年3月期は、大阪エチレンプラントのトラブル(2024年6月~定修。蒸気系トラブルで7月下旬に再開が出来ず、9月30日に生産を開始した)があり、約2か月生産が出来ず、一部社外からの調達や千葉工場からの出荷対応などに追われた。

来期は129億円の大幅な改善をし、黒字転換を見越すが、売り上げ見込み6,550億円に対して営業利益は15億円の見込み。

参考:
三井化学 2025年3月期決算短信 https://jp.mitsuichemicals.com/content/dam/mitsuichemicals/sites/mci/documents/release/2025/kessan_250513.pdf
三井化学 2024年3月期決算短信
https://jp.mitsuichemicals.com/content/dam/mitsuichemicals/sites/mci/documents/release/2024/kessan_240515.pdf
三井化学、ベーシック&グリーン・マテリアルズ事業における提携の推進及び統合・再編に向けた分社化の検討開始について
https://jp.mitsuichemicals.com/jp/release/2025/2025_0530_1/index.htm

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