東ソー2024年3月期は減収増益。’25年3月期は増収増益を計画

2024/5/13 東ソーは2024年3月期の決算を発表した。
これによれば2024年3月期の売上高は前期比△587億円の1兆56億円、営業利益は同+52億円の798億円、当期純利益は同+70億円の573億円となった。自己資本比率は61.6%であった。

年度売上営業利益当期純利益
2021年3月期7,329878633
2022年3月期9,1861,4401,079
2023年3月期10,644746503
2024年3月期10,056798573
2025年3月期見込10,9001,000590
業績推移、単位=億円

セグメント別収支では、ウレタンを含むクロル・アルカリ事業が前年107億円の赤字から36億円の黒字に転換。売上は前年比△469億円の3,595億円となり、市況下落・数量減等の影響を大きく受けたとみられるが、営業利益面では数量減要因での△44億円、固定費増要因での△90億円などのマイナス要因を交易条件の改善要因+276億円で払しょくし、差し引き143億円の収益改善となった。為替及び石炭価格の下落が大きく影響したとみられる。

同社決算説明資料より:セグメント別売上高・営業利益

同社決算説明資料より:クロル・アルカリ事業の業績概要

2025年3月期の見込みは1兆900億円、営業利益は1,000億円、純利益は590億円とした。
前提条件は、為替は145円/USD、ベンゼン価格は850-1,050USD/MT、MMDIは2,000-2,200USD/MT、PMDIは1,600-1,800USD/MTと予想している。
営業利益は今期比+202億円の改善を見込むが、このうちクロル・アルカリ事業部で126億円の改善、161億円の営業利益を見込む。2024年3月期の1Q(4-6月)はクロル・アルカリ事業において36億円の営業赤字であったが、これを差し引いても90億円程度の収益改善が必要であり、かなり強気と見て取られる。しかし、足元のPMDIアジア市況は1,800-2,000USD/MTと聞かれ、前提価格よりも高値で推移していることから、上振れも十分あり得ると考えられる。

東ソーの株価は直近で1,925-1,930円前後。

Yahooファイナンスより

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