シャープ 国内白物生産撤退 八尾工場冷蔵庫は19年9月迄に生産停止

SHARPは日本国内での白物家電の生産を2019年9月を目途に終了すると複数のメディアが報じた。報道によれば戴正呉社長が全社員に向けたメールの中で明らかにしたという。また本年12月末までに栃木事業所(栃木県矢板市)のテレビ生産も終了すると報じられた。

シャープは1959年から八尾工場(大阪府八尾市)にて冷蔵庫を生産しており、現在では上海、タイ、インドネシアにも冷蔵庫の生産工場がある。2017年12月には冷蔵庫の生産開始から60年、累計6,000万台の生産をしていた。

1957年の冷蔵庫第1号機以来、暮らしに寄り添い白物家電60周年 冷蔵庫世界累計生産6,000万台を達成

八尾工場では日本市場向けの401L以上のサイズを中心に生産をしていたとみられるが、直近の401L以上サイズの販売シェアは10-12%程度であった模様。年間20万台前後の生産をしていたと推定される。

既に生産を海外に移し、2016年には美的集団(Midea)に白物家電事業を売却した東芝(売却後も「東芝ライフスタイル」と東芝ブランドを継続)は401L以上の冷蔵庫の国内市場Shareは15%内外を維持している。

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