東ソー クロアリ事業の赤字拡大、3Q累計88億円の営業赤字

2023/2/3 東ソーは2022年度第3四半期(2022年4月~12月)の決算を発表した。
これによれば第3四半期までの累計売上高は前年同期比+1,251億円の7,946億円、営業利益は同▲480億円の589億円、四半期純利益は同▲311億円の463億円となり、全社として増収減益となった。一方で機能商品やエンジニアリングは増収増益。これらの結果、連結純資産は前期比+324億円の7,921億円となり、自己資本比率は65.6%と依然健全なレベルを維持している。

イソシアネートや塩ビ・苛性ソーダを主力製品とするクロル・アルカリ事業部は第3四半期までの累計売上高は前年同期比+479億円の3,052億円、営業利益は同▲594億円の88億円の営業赤字となった。
前年に比べ、燃料の石炭価格が大幅に上がった一方で製品価格は軒並み下落。コスト増が円安による輸出差益を打ち消し、大幅な減益とった。うち『交易条件の悪化』要因で544億円の減益、固定費増加で73億円の減益要因であったとしている。

以下同社決算説明資料より引用

引用元:https://www.tosoh.co.jp/ir/

通期(2022年4月~2023年3月)の予想は、売上高は前回発表から+20.8%となる1兆1,110億円、営業利益は同▲42.4%の830億円、純利益は同▲38.9%の660億円としている。

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