2021年の国内冷蔵庫市場は、国内生産台数1,261,547台(前年比▲4.5%)、出荷台数は2,623,964台(前年比▲2.0%)といずれも前年比マイナスとなった。2019年9月にシャープが八尾工場での冷蔵庫生産を停止し、国内の冷蔵庫メーカーはPanasonic、Hitachi、Mitsubihiの3社となっている。それぞれ中・小型機種を海外生産して輸入している他、シャープ、東芝(美的)、Haier等の輸入勢が競う。
国内冷蔵庫市場は、2019年に前年比で微増となっているが、トレンドとしては右肩下がり。当月の出荷台数を当月の生産台数で割った国産化比率※は50%を切っている。
(※経産省機械統計データに基づく。POSデータによる国産品のシェアではない。簡易的に国産比率を算出した。)
人口減、市場の縮小に加え、冷蔵庫分野に於いても半導体不足やコロナ関連のロックダウンの影響により部品の入荷が遅れたり、外国人労働者が集まらない等の要素もあり、安定した生産が出来ていない模様。
