4/27 信越化学工業は2018年3月期の決算を発表した。
これによれば売上は前年同期比+16.5%の1兆1,414億円、営業利益は同+41.2%の3,368億円、純利益は同+51.3%の2,662億円となった。
インフラ・建築向けの塩ビや苛性ソーダが好調。中国環境規制の影響で供給が絞られ、市況、販売量共に好調であった。米国子会社のシンテックはフル操業が続く。塩ビ415万トン/年、苛性ソーダ166万トン/年の供給能力をフルに活用。2018年後半には米国で50万トン/年のエチレン工場が完成予定。
半導体シリコン事業ではNAND向け等の300mm品の市場拡大と価格上昇に加え、自動車・産業機器向け200mm品も大幅に伸長。その他シリコーンや機能性化学品等の全分野で増収増益。純利益では米国税制改革の影響で298億円の増収効果があった。
これらの結果。3月末時点の現預金は8,545億円、ネットキャッシュは1兆円を超えた。
信越化学工業 決算短信https://www.shinetsu.co.jp/jp/ir/pdf/2017/0427con.pdf