4/26 第一工業製薬は2018年3月期の決算を発表した。
これによれば売上高は前年同期比+9.0%の569.6億円、営業利益は同+28.1%の50.5億円、当期純利益は同+34.7%の33.5億円となった。
セグメント別では、ウレタン材料分野では建築用途の機能性ウレタンは低迷が続くも、土木用薬剤はインフラ関係の工事増により好調に推移した。ウレタンセグメントの売上高は前年比+0.2%の微増の91.2億円、営業利益は同20.7%減の1億円となった。界面活性剤セグメントは増収微増益、アメニティ材料セグメントは好調で売上は微増、営業利益は前期比+54.4%と大幅伸長した他、機能材料セグメントでは繊維用水系ウレタン樹脂、プラスチック用難燃剤が好調であった他、光硬化樹脂材料が絶好調でセグメント利益は前期比+47.5%の19.3億円となった。
同社はマザー工場と位置付ける霞工場を2015年12月に本格稼働。17年12月には非イオン界面活性剤の設備稼働を開始。19年6月には機能性ウレタン製品の生産設備が完成する予定の他、セルロースナノファイバーの実用化検討を行う等成長が期待される。