韓火化学(Hanhua Chemical)は韓国麗水(Yeosu)のTDIプラントにて原料トラブルが発生し、予定していたTDIの出荷に遅延が生じると発表した。
原料トラブルの詳細は不明ながら、同時期に同コンビナート内に工場を持つ錦湖三井化学(Kumho Mitsui Chemical)のMDIも「原料トラブル」による低稼働を発表しており、同一サプライヤーに起因するものと考えられる。
MDIはベンゼンを出発原料とし、TDIはトルエンを出発原料とするがいずれも硝酸、ホスゲンガス又はホスゲン原料の塩素ガスや一酸化炭素が共通原料であり、いずれかの原料メーカーにてトラブルが発生したものと伺える。