※特に注記が無い限り、連結決算。当期利益は親会社株主に帰属する利益とする。
トクヤマ:苛性ソーダ・塩ビ事業好調も、マレーシア多結晶シリコン事業売却損75.6億円の負担重く、大幅減益。
https://www.tokuyama.co.jp/ir/report/brief_note/pdf/2018mar_2ndQ_tanshin.pdf
信越化学:最高益更新、半導体ウェハーで値上げが浸透。北米投資を継続。2018年には14億ドルを投じた日系初の北米でのエチレンプラントが完成。2021年には塩ビ新工場を新設予定。
https://www.shinetsu.co.jp/jp/ir/pdf/2017/1027con.pdf
三洋化成:自動車内装材用スラッシュパウダー、シート用Polyol好調もアクリル酸系原料高により高吸水性樹脂の利益が大幅減。増収減益。テスラ向けスラッシュパウダーの拡大や樹脂製Liイオンバッテリー電極材の商業化に期待。
https://www.sanyo-chemical.co.jp/ir_info/pdf/tansin18_2_4.pdf
第一工業製薬:全体的に好調。土木用途ウレタン大幅伸長。水系ウレタンも繊維向け好調。
https://www.dks-web.co.jp/updata/n_pdf/368.pdf
東ソー:石化製品は非定修年により生産増。クロールアルカリセグメントは塩ビ市況の上昇とMDI市況の高騰により営業利益は86%増。エチレンアミン、水処理事業はやや苦戦。
http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=1524341
旭硝子:自動車用ガラス、ディスプレイ用ガラス共に好調。クロールアルカリ・ウレタン事業ではインドネシアの需要拡大や買収したビニタイの連結化により増収。1-9月累計売上高は前年比+39%の3,124億円、営業利益は前年比+84%の427億円。2018年初頭にはVCM生産設備を増強し、年産能力を現行の80万トンから90万トンに引き上げる。同日150億円を上限とする自社株買いも発表。
http://www.agc.com/news/pdf/20171031_1.pdf
保土谷化学:有機EL材料好調。ウレタンは原料販売は好調も防水、止水分野の競争激化で苦戦。
http://www.hodogaya.co.jp/wp-content/uploads/2017/10/2017_2q_t.pdf
三井化学:基盤素材セグメントでは石化製品の市況上昇により大幅増益。ウレタン事業については基盤素材セグメント半期で2,922億円の売上の5%に貢献との説明。半期で150億円程度の売上との解釈となるが、直近のTDI市況から鑑みると、TDI4万トン分にも満たない値(3,500ドル×112円×4万トン=156.8億円)であり、過少評価か。TDI市況高騰による業績改善への具体的な言及は無い。全社的には通期営業利益を1,000億円から1,030億円に、通期連結純利益を従来予想の680億円から730億円に上方修正したが、市場予測の1,065億円に届かず、決算発表後に株価は前日比4.2%安の3,335円まで下落した。
http://www.mitsuichem.com/jp/ir/pdf/kessan_171101.pdf?1509530569469
三菱瓦斯化学:メタノール、NPG、MMA等市況改善。サウジ等でのメタノール生産合弁事業が持ち分益貢献。芳香族系アミンやアルデヒドも好調。ポリカ、ポリアセタール等のエンジニアリングプラスチックも好調。
http://www.mgc.co.jp/php/files/18-2_171101.pdf
宇部興産:ナイロン、カプロ、合成ゴム等堅調で化学セグメントが増収大幅増益。建材、エネルギー・環境セグメントでは原料高の影響を受け増収ながら減益。
http://www.ube-ind.co.jp/ube/jp/news/2017/pdf/20171101_03.pdf
住友化学:石化セグメントでは合樹、合繊原料等市況上昇により営業利益は67億円から250億円に大幅増益。医薬品セグメントも好調で営業利益は前年比倍増の483億円。海外持分法投資利益も増加。PCS、ラービグが収益貢献。四半期純利益は前年比の3.6倍。通期純利益は従来予想の1,000億円から1,200億円に上方修正。
https://www.sumitomo-chem.co.jp/newsreleases/docs/20171101_1.pdf
ADEKA:化学品全体では半導体、電子関連好調で増収増益。基礎化学品では原燃料高の影響受け増収減益。食品事業では海外向け健闘するも原料高を転嫁できず減益。全社では昨年比微増。
https://www.adeka.co.jp/ir/library/pdf/2132b7e0fdfff5b9886151ea1906d4be6ab663cb.pdf
三菱ケミカルHD:ケミカルズセグメントでは好調なMMA市況と石化市況の上昇により大幅増収増益。売上高は前年比1,297億円増の5,716億円、コア営業利益は同553億円増の719億円となった。11月にはSABICとの合弁のザ・サウジ・メタクリレーツ(MMA25万トン/年、アクリル樹脂4万トン/年)が営業運転開始を予定。安価な天然ガス由来の原料の供給を受け、MMAの製造コストは従来設備の半分といわれる。下期業績に貢献の見込み。医薬品分野では研究開発費並びに米国での事業展開費用が嵩み増収減益。
http://www.mitsubishichem-hd.co.jp/ir/pdf/00604/00685.pdf
旭化成:最高益を更新。AN、合成ゴム等堅調な化学品市況に加え、繊維事業やリチウムイオン二次電池用セパレータ等を主力とするエレクトロニクス事業も好調。通年では中期目標とした19年3月期の営業利益1,800億円を1年前倒しで達成する見込み。
https://www.asahi-kasei.co.jp/asahi/jp/ir/library/financial_briefing/pdf/201709_cnsldtd.pdf
東邦化学工業:トイレタリー用界面活性剤伸長し、増収。パインケミカル、石油添加剤も好調。断熱用ウレタンは販売増。財務改善。
http://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS05043/62176688/de26/400b/893b/c52f43cede96/140120171106409989.pdf
日本触媒:基礎化セグメントはAA、AE、EO等市況回復し増収営業利益は前年比+62.4%。SAP等の機能性化学品も価格是正が奏功し増収増益。通期純利益予想は前年比+14%の220億円とした。
http://www.shokubai.co.jp/ja/ir/pdf/accounts_rpt/171107.pdf
日本曹達:苛性ソーダ等主力のナトリウム系製品市況好調。農薬事業は三井物産や住友商事とも協力して海外展開進めるも、穀物市況の低迷等を受け営業損失増。長期では楽観。
http://www.nippon-soda.co.jp/financial_fact/pdf/2017110701.pdf
クラレ:最高益を更新。通期純利益見込みも40億円上積み。ポバール樹脂・フィルム好調が続く。米活性炭最大手を買収。炭素材料事業の伸長にも期待。6日に行われた全日本ジャンプラージヒルでは高梨沙羅(クラレ)は117.5メートル、122メートルの222.6点で2位だった。
http://www.kuraray.co.jp/ir/library/pdf/account/171108_jp.pdf
川崎化成:無水フタル酸の市況好転と輸出増により大幅な増益。ポリエステルポリオールも好調。キノン誘導品も販売拡大。市況上昇により採算性改善。
http://www.kk-chem.co.jp/ir/pdf/h30_2.pdf
クレハ:LiBバインダー用PVDF、PPS好調。樹脂製のシェールオイル掘削器具は復調傾向。医薬品苦戦も通期利益予想は10億円積み増し。
http://www.kureha.co.jp/ir/library/pdf/FY20172q_tanshin.pdf
カネカ:売上は過去最高。塩ビ、クロアリ事業アジア向け好調。変性シリコンポリマーはマレーシア新工場が稼働開始。ベルギーで能増を決定。スマホ向けポリイミドフィルムも好調。米ハリケーン問題やブタジエン市況高あり、通期の純利益は230億円の予想(5/12)から210億円に下方修正した。
JXTGHD:東燃ゼネラル吸収を考慮した前年比は売上高+12.6%、営業利益は+40%。資源価格の上昇に伴う石油製品、金属価格の上昇により収益改善。通期利益は5月予想の2,000億円より2,500億円に上方修正。
http://www.hd.jxtg-group.co.jp/ir/library/statement/2017/pdf/jxtg_jp_ts_fy2017_2q.pdf
昭和電工:石化事業は市況改善やサンアロマー連結子会社化寄与し大幅増収増益。ハードディスクはデータセンター向けの需要が拡大。全社的に好調ながら通期純利益予想は210億円に据え置き。独SGL GE社、黒鉛電極事業買収に伴う追加費用見通し立たず。
http://www.sdk.co.jp/assets/files/ir/library/yoyaku_tanshin2017-3q.pdf