日本ポリプロは6日、年産55万トンの製造能力を有する鹿島工場の一部を半年間に亘り停止すると発表した。製造設備のうち最大の1系列(年産30万トン)に異常を認め9月28日より設備を停止し、内部を調査したところ、基幹部品に損傷があり復旧には半年程度かかるとしている。
ポリプロピレンの内需は230-240万トン程度とさる。今回のトラブルにより15万トン程のマイナスとなると、需要に対し6%強が失われることとなる。ポリプロピレンの輸出入は年間20万トン弱でバランスしており、急な増減への対応は難しい可能性があり、自動車や生活雑貨等裾野の広い業界への影響が懸念される。
ピンバック: 日本ポリプロ 鹿島工場再開は2018年2月。当初想定より1か月前倒し – PU Japan