中国国慶節を控え、尚引き合いの強いMDI価格の上昇に歯止めがかからない。
中国向けSPOT価格は4,100ドル/トンまで上昇。中国国内のSPOT価格は40,000元/トン程度まで上昇している模様。
中国では環境規制によりMDI製造時の副生塩酸の販売先が稼働を止めており、塩酸が捌けずに稼働が出来ない工場が複数ある模様。世界最大のMDIメーカーである万華化学の煙台工場は塩酸の処理を外販に頼っていた比率が高く、影響の度合いが高いと聞かれる。
韓国勢は8月のGS Caltex火災以降一酸化炭素の供給問題あり、Kumho Mitsuiは6割程度の稼働と聞かれる。韓国BASFは9月末から1か月程度定修を予定しているというが、一酸化炭素の供給問題との関連は不明だ。