TDI、MDI需給ひっ迫。TDIは一部地域で5,000ドル/トン、MDIは3,600ドル/トン。供給減により入手困難。

TDI、MDIの需給に改善の見通しが立たない。
TDIは西南アジアで5,000ドル/トンの引き合いがあったとの情報が入った。
MDIは中国市況はここ数週間でさらに上昇。直近では35,000-36,000元(585円-600円/KG、17%のVAT込)まで市況が上昇するも、入手が極めて難しい状況と聞かれる。
韓国GS Caltex火災の影響によるCO(一酸化炭素)供給問題が長期化している模様の他、中国ではイソシアネート製造時に発生するバイプロの塩酸の販売先が中国環境当局の指導により稼働が止められており、廃塩酸の処理が出来ない為低稼働とせざるを得ないプラントがあるという。また、韓国Kumho Mitsuiは年産24万トンのMDI生産能力を年末までに34万トンまで能増するとしているが、一酸化炭素の供給問題により三月迄は低稼働が続く可能性があると伝わった。東ソーはMDI南陽3ライン40万トンのうち最新の20万トン定修を実施する。9月9日より40日間程度と聞かれ、直ちに需給が改善する見通しはない。
 一方で中国万華化学はMDI寧波120万トンプラントの定修を11月中旬から実施する予定であったが、直近のタイトな状況を受け、定修を延期するとの情報がある他、ハリケーンの直撃を受けForce Majuereを宣言したDOW、Covestroのメキシコ湾岸沿いの工場は、プラントのダメージは殆ど無く、物流等の安全が確認され次第稼働が再開されることが期待されている。また、インドGNFCは9/4迄にトラブルが続いていたTDI5万トン/年のプラント稼働を正常化した模様。









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