Covestroはショ糖とアンモニア等を原料としアニリンの合成に成功したと発表した。
アニリンはMDIの中間原料や染料、ゴム薬の原料に使用され、世界の需要は年間5百万トンと言われる。通常はニトロベンゼンに水素を添加し得られるが、今回植物由来のアニリンの合成に成功をした。コベストロはStuttgart大学と共同で5年に亘り研究を続けてきたという。
今後スケールアップを続け、2020年にはパイロットプラントを立ち上げる意向だ。
コベストロは低炭素社会を目指し、2015年には二酸化炭素由来のPolyol合成に成功している。